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『まちぼうけ』スタッフ

主宰 いぬかい

大学に入るまで、まともに演劇に触れたことがありませんでした。だから、秋研の主宰をわたしがやると決まったときはとても戸惑いました。やりますって自分で言ったんですけど、現実味がなかったです。幸いにも、高校やそれ以前から演劇を続けていたり、早稲田演劇の現場で大活躍していたり、前向きな気持ちを忘れずに公演に関わろうとしてくれたりするような、頼もしい人たちがわたしの周りにたくさんいました。素敵な実力を持ったみなさん一人ひとりの力をお借りして、探り探りで公演を進めることができました。


映画や舞台の美術セットはどうやら人が作っているらしい、だったらわたしにも作れるのかな?などという、よくわからない動機で入会した舞台美術研究会でした。優しい同期や先輩・後輩、劇団など外部のみなさまにとてもよくしていただいたおかげで、美術製作はとても楽しかったです。


例年通りの秋研を行わないと決断せねばならなかったとき、とても残念だなと思いました。同時に、新しい公演作りに挑戦できる稀有な状況であることも実感しました。そして、従来の演劇との付き合いが短いわたしが主宰するのだし、出来る限り自由な公演にすればいいと開き直ってしまいました。コロナ禍真っ只中の今だからこそ出た発想を、積極的に形にしたいと伝えること。作ったものを見てもらう工夫をすること。演劇に関わり続けてきたみなさん、そしてこれから関わろうとしているみなさんの、演劇を大切に思う気持ちを踏みつけないよう気をつけること。3つのことを心に留めて、公演準備期間を過ごしていました。どれだけ行動と結びついているかはわからないのですが!映像と演劇のいいところが詰まった、まったく新しい秋研ができあがっていることを嬉しく思います。

まだまだ試聴期間は続くので、是非たくさんお楽しみいただけると嬉しいです!

みなさまありがとうございました。

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