今回の舞台は、舞台美術研究会の部員として初参加の公演でした。右も左もわからない新人でしたが、分からないことは先輩方が丁寧に教えて下さり、心強かったです。
私は紙粘土でヨーロッパ風のマグネットを作りました。マグネットは舞台用に、一般的なものより大きなサイズで作りました。エッフェル塔やピサの斜塔などの建築物をモチーフにすることが多かったです。最初は「エッフェル塔なら灰色」のように、実物と同じ色を使っていましたが、途中からは実物に囚われずに色を決めていきました。例えば、フランス国旗の色をしたエッフェル塔などです。その方が、そのマグネットがどこのものなのか、一目で分かりやすくなると思ったからです。いざ舞台のセットが出来上がり、自分の制作した小道具が「まちぼうけ」の世界の一部になっているのを見たときは、感動しました。
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